子どもに多い起立性調整障害

学校に行けないという悩み。
私も中学生の頃、不登校でした。

朝が起きれない
夜はなかなか眠れない
立ちくらみやめまい
体の凝りや怠さ、疲れやすい
頭痛がする
腹痛・下痢
気分の落ち込みがある
乗り物酔い

など様々な症状が出る【起立性調節障害】は、自律神経の働きが悪くなり体や脳への血流が低下する病気です。

近年増加傾向にあり日本における有病率は、小児では軽症例を含めると中高生の約10%と言われています。
春から夏にかけては気温や天候の変化と共に、生活環境の変化も重なり自律神経のバランスは崩れやすく、特に注意が必要です。

【成長や発達が著しく自律神経のバランスが崩れやすい思春期の子ども】に多く見られる起立性調節障害は、朝に症状が強く出るのでなかなか起き上がれず、欠席を繰り返すうちに、不登校になってしまうことも。
夕方から夜にかけて体調が良くなるため、怠けや仮病と周囲に理解してもらえないことも多く、真真面目な子や気を使いすぎてしまう子は余計に強いストレスを感じてしまいます。
昼夜逆転の生活が続いて生活のリズムが崩れると、集中力や学力の低下の原因にもなります。

発症の原因としては、猫背、運動不足、水分不足、体質や遺伝的なもの、生活習慣の乱れによるもの、ストレスなどの精神的なものなどです。
起立性調節障害は、早めに、適切な治療を受ければ数ヶ月で改善すると言われています。
生活に支障が出るほどの重症になると改善までに数年かかることもあるので、早めに受診しましょう。

病院を受診する場合は、小中学生(6歳から15歳)の場合は小児科。
高校生以上は内科、または症状によって循環器内科、神経内科、心療内科、睡眠外来など症状に合った診療科を選びます。

【お子さんへのケア】
スキンシップはストレスを軽減し緊張した体をリラックスさせます。
血行を良くするために一緒にストレッチ。
平衝感覚を司る内耳は自律神経との密接に関係しているので、
耳を温めたり、もみほぐしたりと、耳を刺激してあげると自律神経の乱れからくる不調の改善を期待できます。(耳を蒸しタオルで温めると、本当に気持ち良いです)
マッサージやハグなど、お子さんとのスキンシップをぜひお試しください。
※子どもが嫌がる場合は絶対に行わないこと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました